スコアレポートについて
スコアは 100点満点で、1点刻みで点数がでます。合計点だけでなく、CEFR に準拠した E-CAT レベル、CEFRレベルも併用したスコアレポートを発行します。スコアレポートには、アビリティー・ガイドとスタディー・ガイド、そして各スキルの得点も記載されますので、その後の英会話やスピーキング学習の指針として大いに役立つでしょう。
E-CAT の100点満点は CEFR の B2/C1 レベルの境目
E-CATの評価で基準としているのは、国際指標として世界に浸透しているCEFRです。E-CAT の最も上のレベルが、CEFR の B2 のトップと C1 のボトムの境です。つまり、100点が CEFRのC1とB2の境目となるので、満点が取れた受験者は、「C1 の入り口付近までのコミュニケーション能力を、少なくとも有している」と言えます。
その他、90~100点がB2、70~89点がB1、50~69点がA2、30~49点がA1レベルとなります。
CEFR対照が可能
E-CAT の 100点満点は、英検であれば1級と準1級のボーダーあたりです。つまり英検1級にギリギリ合格するかどうかのラインです。
主要な英語の資格・検定試験は、多くの場合 CEFR とのスコア対照を公表しています。ですから、受験者は、各試験で何点を取れば CEFR
のどのレベルかを知ることができるわけです。つまり、CEFRを介在させれば、E-CATの点数が、ほかの試験でどのあたりのスコア(級) に該当するかを、おおよそではありますが知ることができます。
外国語としての英語の会話力を測定
E-CAT で測定するのは、EFL (English as a Foreign Language) としての英会話の能力です。英語を外国語として勉強している学習者が、世界で英語を使うことを前提にしてテストを作成しています。
ですから、E-CATでは、アメリカ英語やイギリス英語に近いかどうかを試すわけではありません。発音がイギリスよりか、アメリカよりか、またはオーストラリア風であっても構いません。英語以外のなまりが多少あったとしても、テストの採点者が苦労せずに理解できれば、評価には影響しません。
ただし、アメリカ人にしかわからないようなスラング、世界では理解されないオーストラリアに特有の単語、日本語特有のカタカナ英語などが使用されている場合は、採点上マイナスになることが考えられます。
E-CAT では、「英語ネイティブだけでなく、世界中で英語を使用する英語非ネイティブの人々にも理解される英語」を評価します。